日記

紫水 もか


「いちに、いちに。」

 早朝の日課らしく、屋上での柔軟運動を行う部員達。あくびをしながらその光景を後ろで眺めます。

 昨日、部長は全裸での活動をわたしに指示していましたが、初日の事だったからと今回は免除してくれ、 今のわたしの服装は皆と同じジャージとふんどしです。

 そのことは喜ばしいと感じはすれど、そもそも無理矢理マネージャーやらされてあの仕打ちてのは いかがなものか。これだから体育会系は苦手です。もう心の中では不満もタラタラ。


 それにしてもよくこんな恥ずかしい活動が出来るなと、屋上の柵にもたれかかりながら見ていると、 部長がこちらに近づいてきました。


部長「どう?みんなの動きは。問題なかった?」

 何の気なしに見ていたわたしは、急いで柵から上体を上げ、部長の方へ慌てて顔を向けました。

『あ、はい!皆しっかり柔軟してましたよ。』

 わたしの役目は、今回のように、部員達の運動などにあまり参加せず、後ろから部員の動きをチェックすることが結構出てきそうです。

部長「あ、そうそう。昨日渡した部員の名簿、まとめてくれた?」

『あ・・・。』



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部長「今日は上体の下げ方を教えるわ。相手が来たら足元を固めて上体を出来るだけ下げる。そうすれば掴まれにくいし、 背後から掴まれた時に下から咄嗟に抜けてからの反撃も可能よ。」

 部長の声を、部員達の後ろで全裸のフルチンのまま聞くわたし。結局名簿忘れた罰で今日もすっぽんぽんでの活動に なってしまいました。トホホ・・・。

部長「咄嗟にこれくらい上体を下げれれば・・・。」

 バッと体を下げる部長。足も広がっていて、丁度四股を踏むようなポーズ。うんやっぱり相撲部じゃん・・・。
でも、相手の間近で急にこれくらい上体が下がったら一瞬視界から消えるかも。


ハズキ「すいませーん。部長だと体格が違いすぎるからしっくりきませ〜ん!」

 どっと沸く部員達。部長はそれこそ相撲取りのような体格の肉付きです。つられてわたしもこみあがてきました。

部長「そうねぇ・・・それじゃあ紫水さんに前立ってもらおうかしら。」

『・・・ん、え?』

部長「あ、あとハズキさんは部室の清掃行って。」

ハズキ「な、何で急に!?まさかさっきの体格の指摘を根に持っt・・・」

部長「さっさと行け(キレ」

ハズキ「は〜い・・・。」





 部員全員が見ている前でチンチン丸出しのまま立たされるわたし。しかも、その場所で部長のやった四股するような がに股姿勢をしなくちゃいけないみたいです。

部長「里丘さんサポートしてあげて。」

 一人の部員がわたしの横について、恥ずかしいポーズの始まり。ですが、わたしは恥ずかしくて仕方が無く、どうしても内股のまま上体を下げることしか出来ず、部長がやった動きとは全く違う状況に。

部長「ほら、何恥ずかしがってるの。もっと思い切って足拡げる!」

 パチンと生尻を叩かれ、咄嗟に股を開くわたし。その反動でぷるんと包茎チンチン、タマキンが震え、部員達から嘲笑が 聞こえます。既に涙目なのに、その状況のわたしの肩を横の子がぐいと押し、意思とは反して大胆に体が落ちます。



プリプリ・・・

プリプリ・・・。

『あ、あぁ、あ・・・』

 狼狽することしか出来ず、みんなの前でおチンチンとおっぱいを揺らしながらの四股・・・。 わたしは恥ずかしさで体を少しでも上げようとし、それを部員の子が押し戻すためにちょっとした屈伸運動に 近くなり、余計にチンチンが踊りくねります。

「やっばい可愛いちんちん。」

「シコよりもチンコ見ちゃうねw」

「くふふふ・・・だめだ。笑っちゃう」

部長「ほら、笑ってないであなたたちもやりなさい。」

 わたしの動きを参考に部員たちもがに股で上体を下げます。皆はジャージを着ているのに、衆目に晒されているわたしだけ すっぽんぽんでがに股だなんて・・・恥ずかしさに身をよじりながら、下唇を噛んで堪えます。

「あっ!」

「やだぁ朝っぱらから・・・v」



『ぐっ・・・!』

 下半身を見ると、隆々とそそり立つちんちんが、先っぽから雫(しずく)をあふれさせているという最低の 状態に陥っていました。急いで前を隠そうとしましたが、肩を押さえられているせいか太ももと手ががっちり固定されて 手を動かせません。

 結局みんなの前で勃起チンチン大公開という醜態を晒すことになってしまいました。

「ずっと見てたんだけど、ムクムクって段々大きくなっていってたよw」

「チンチン見せて興奮しちゃったのかしら。」

『(だめっ・・・これ以上見ないで・・・!)』

部長「はぁ、まだ始まったばかりなのにまったく・・・。」

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 その後もしばらく運動を続けるわたし達・・・ですが、一向に股間の充血は収まる事を知らず。 終始勃起させたまま活動し続けなくてはなりませんでした。

 部員たちの気もそぞろ。業を煮やした部長は又大きくため息をつきました。

部長「メンバーが気にしちゃって活動にならないわね・・・。彼氏いない子ばかりだしね。」

「ちょ・・・!」

「ひどい言い草!!」

「そういう部長はいるんですか!?」

部長「まぁ、一応。」

 いかにもアレな顔する部長。そして全員がしばしの沈黙。「何故こいつが!?」と一瞬部員達と意思が繋がった気がしました。驚愕と妬み

部長「あ、ちょっとハズキさん見に行ってくるわ。どうせサボってるだろうし。紫水さんは”ソレ”落ち着かせといてね。」

『え、は、はぁ・・・。』

 早足で屋上を降り始める部長。その後は部長の悪口大会が部員内で始まってました。
そんな事よりも、この勃起抑えるなんて、できるかなぁ・・・結局晒してる間は収まらない気がします。








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