日記
紫水 もか
部活の帰り道、今日も今日でヘトヘトです。
温かい風を感じながら、夜空を見上げます。ぽつんぽつんと星が見え、
満月がまばゆく光を注いでいます。
『はぁ〜っ。気持ちい〜・・・。』
部活の熱気からの開放感も手伝って、わたしは大きく伸びをしました。
そうだ、今日は少し寄り道してみようかしら。
わたしはいつも通っている道から逸れ、公園へ続く通りへ、スキップ交じりに向かいました。
『わぁ、静かだなぁ。』
静寂が公園を包んでいます。この公園は、一時期のクレームや”配慮”により、遊具という遊具が取り外されてしまい、
今では細いくねくねしたいびつな並木道状態になっています。
新しく、もっと大きな公園が作られたこともあり、それに輪をかけて公園の周囲は坂道が多く、スポーツ選手くらいじゃないと
まずジョギングすらしません。
まるで、この公園が自分のもののような感覚に、わたしは一段と興奮してきました。
『なんかこんな気持ち久しぶりだなぁ〜。』
最近はいつも部活内で惨めなことになっていたので、快感はひとしおでした。
今日だってフルチンのすっぽんぽんで、部員たちの運動記録をとらされたし、本当に散々です。
・・・そら、わたしがいつもうっかりミスするのが原因だけどさ・・・。
好きでマネージャーやってるわけでもなく、そもそもモチベーションが上がらないんです。
『ふぅ・・・。』
ベンチで深呼吸。部活でのことが頭によぎります。・・・なんでこんなみっともないことばかりがグルグルと・・・。
そんな気持ちとは対照的に、全身が熱くなり、心臓は高鳴り、呼吸が乱れてきました。
『そういえば、事故だけど裸で廊下走ったときドキドキしたなぁ。』
しばしの沈黙。
わたしは唇をくいと締め、自分の上着に手をかけました。
『ちょっとだけ・・・。』
−−−−−−−−
『すぅ・・・はぁ・・・。』
最初は下着姿でと思ったのですが、自分の下着を見ていたら、いいやとばかりに肌蹴てしまっていました。
結局はニーソックスと靴だけを履いたすっぽんぽん。
服はベンチの裏に隠し、恐る恐る周囲を歩いてみました。
トクントクン・・・
弾むような心臓の鼓動。それに連動するように、既に勃起した包茎ちんちんが痛いほどにそそり立って揺れていました。
『はぁ、はぁ・・・すごい・・・公園のど真ん中で・・・。』
??「見ちゃったぁ☆」
『へ!?』
わたしは背後からの声に振り向きざま、自分の肉棒を隠すように握りました。
『は!?ハズキちゃん・・・!?』
よりにもよって最悪な人に見つかってしまいました・・・いや、赤の他人のほうがつらかったかな?
ハズキ「ほうほう、モカたんはすっぽんぽんで夜徘徊するのが好きなのねv」
『ち、ちがっ!!』
わたしはとびこむようにして、ベンチの裏にあるわたしの荷物のほうへ向かいました。
ハズキ「あぁっと!そこにあったのはワタクシが隠しましたよ♪」
『なっ!?』
わたしはたじろぎ、呆然とハズキちゃんを見ました。
『か、返してよ・・・。』
ハズキ「いいよぉ?でも、タダでとはいかないなぁ♪」
ハズキ「今度部活の打ち上げがあるじゃん?その時にモカには余興やってもらいたくて!」
『よ、余興って・・・。』
嫌な予感がします・・・というかそれしかしません。打ち上げの余興っていったら・・・。
裸で踊らされたり、とにかくえらいことばかりさせられそうです。
『や、やだよそんな・・・。』
ハズキ「じゃあすっぽんぽんで帰る?」
わたしはぶるぶると首を大きく左右に振りました。
GOTONEXT!
*宴会芸に繋がります。1本はここでも掲載しますが、製品版としてほとんどは出すのは
ごめんなさい(´・ω・`;)ほんとのっそりですが更新も続けますので!
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