もかの日記 全裸接客【裏面】
紫水 もか
この募集を見つけたきっかけはとある求人サイトでした。
”男性がほぼハダカで接客する”という文言に下心を持ちながら、両性具有でも参加
出来るか電話したのが始まりです。
電話応対はオーナーの女性。肩書きにしては30代くらいという若い女性で驚きました。
「大丈夫よ。でも要面接してからね。」
話は(スタイルや年齢等々色々とごまかしたおかげで)
とんとん拍子に続き、即日お店に入ることになりました。
『うわ、すごっ・・・v』
ちょうど私にとって思春期の今。入店すると、既に今風の童顔の男の人がブーメランパンツ一枚
でお店の準備をしていました。
医学的にも性的にも女子なわたしにとって、男の人のこんな姿が並んでいるとかなりドキドキしました。
このボーイズバーのコンセプトは和風居酒屋の店構えのフレンチ中心のBAR。こういう他国籍コンセプトは最近増えているものの、
さすがに詰め込みすぎじゃ・・・と思わなくも無いお店です。
きっと、そんなテーマだから客が来なくて開き直った挙句の風俗なのかもなぁ。そう考えると少しマヌケ。
オーナー「紫水(しすい)さん遅いわよ。」
『え?あ、すいません!』
時計を見ると10分の遅刻。飲み屋なので30分前には来て欲しいと言われていたのに早速の大ポカです。
オーナー「それじゃあ準備して。」
その言葉だけ言うとどこかへ行こうとするオーナー。わたしは焦って引き戻すように声をかけました。
『あ!着替えはどうすれば・・・?』
高収入に加えて男の人の裸体を見たい反面、自分ももしかしたらおっぱいくらいは出したまま活動するのは
覚悟してました。
そんな決意に反し、オーナーは軽くこちらへ振り返ると、少しけだるそうに説明を始めました。・・・こういう人嫌い。
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女性客「さっきの皮かむりちゃん注文お願〜いv!」
『しょ、少々お待ちをぉ・・・』
弱弱しい声で返事をしながら、わたしはブラはおろかパンツもつけないすっぽんぽんのフリチン姿で
接客をすることになってしまいました。
面白がったほろ酔いのお客さんがちょっかいを出すようにわたしを指名してきます。
『(な、なんでこんなことにぃ・・・!)』
オープン前にオーナーがわたしの身体検査を軽くしたあと、「男性器が皮で隠れてるし、ハダカでやっても
大丈夫よ」という嫌がらせに近い判断でこうなってしまいました。
スリムな男の人の半裸を見てニヤつきながらお仕事するどころか、自分の包茎ちんちんを男性にまで見られながら
接客する羽目になり、わたしは今にも泣き出しそうです。
ホスト「包茎ちゃんちょっとどいてくれる?」
『あ、すいま・・・は?(小声で威圧』
セクシーなイケメン男性のはき捨てるような言葉にピクつくわたし。ほ、ほーけーちゃんって・・・!
もうっ!お店の人にまで言われ始めた!
みんなでわたしの気にしてるおちんちんの皮のことば〜っかり!!
しかも、こういうホストの人って色んな裸体見慣れてるのかなんなのか知らないけど、
あんまりこっちに関心持ってないみたいだし!
絶対あとで消費者センターに電話して風営法でこの店ぶっつぶしてもらわないと・・・!
両手はお盆でふさがり、芋虫のようなおちんちんがぷりぷりと揺れている様子に、ほぼ全てのお客さんが
一度はわたしの姿を見て笑うか、驚く かしていました。
そもそもおかしいです!おちんちんの皮が被っていれば隠す必要ないというのも変だけど、そもそも、
すっぽんぽんじゃお尻の穴も女性器も下手すれば見えちゃうんですけど!?
一応ふたなりのわたしのことはお客さんに説明してくれてるみたいなんですが、そのせいもあって
興味本位で見られてる感じが又嫌です!
女性客「ちょっと〜!あのすっぽんぽんの子、ちんこの先から汁出てま〜す!」
『え!?』
ふと下腹部に目をやると、チンチンの先っぽから膝の高さまで、透明な液体が糸を引いていました。
その途端周囲からくすくすという笑い声と視線。慌てたわたしはチン先を押さえようとして
お盆の上の飲み物をがしゃんとぶちまけ。
一旦厨房裏に戻されたわたしはオーナーにこっぴどく怒られました。
本っ当にこの人嫌い・・・!
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