日記
紫水 もか
体育館にて、わたしの姿を女子部員が見ています。わたしは、顔を真っ赤にしながら
俯くしかありませんでした。向かい側ではハズキさんが嬉々とした顔でこちらに目をやっています。
立たされているわたしの横に、大柄の部長さんがついてわたしを紹介してくれました。
部長「この子が、今日から護身実践部のマネージャーをする”紫水もか”さんです」
周囲からざわめき・・・。
それを部長さんが声で何度も制します。
それもその筈、他の部員達はジャージにふんどしをしているのに、わたしは全裸にふんどし・・・。
もちろんおっぱい丸見えで、ふんどしも女性用のものなので股間が膨らんでしまっています。
当然、皆の目線はわたしの股間。女性には似つかわしくない 今にも はみ出さんばかりの「中身」。
ハズキ「もかちゃんは見てのとおり両性具有の女の子なんだけど、部活内の秘密にしてあげてね。」
囁くように「はーい」と生返事をする部員たち。
部長「今回もかさんはジャージを忘れたようなので、他の部員と同じ処遇をさせてます。
皆も忘れ物は厳しく罰するからそのつもりで。」
確かに、ハズキさんにも持ち物のことは知らされていたので自分のせいなのですが、
なにもこんな姿で・・・これだから熱血体育会系は嫌です。
うっかり者の自分の性格が恨めしいです。
部長「もかさんは今日活動を見学していってね。」
規則には厳しい一方で、対応自体はやさしい部長さん。
・・・まぁ、少なくとも今のところは。
部長「あら・・・?」
わたしの股間に目を移す部長さん。ついその目線をわたしも
追いかけて自分の股間に目をやります。
部長「サポーターは付けてないの?」
『え!?』
股間にふんどしを直接つけないように穿くサポーター、確か
貰ってたかも・・・?
わ、忘れた・・・。
GOTONEXT!
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