日記

六合靖 つくし(くにやす つくし)


事務所のダンススタジオにて、これが初めての面接。いつも書類審査で落とされてたんだよね・・・。

『く、くにやすつくしです!趣味はしそ栽培です!よろしくお願いいたします!』

 スタジオの中には、事務所の人が座っている長机の席に、あたし用のパイプいすが置いてあるだけ。

 あ、そういえば「座っていいですよ」の前に座ってしまった・・・。目の前にいる女性は、長い髪を手で払いながら、あたしに笑みを浮かべてくれた。

マネージャー「ふふふ。よろしくね。私が事務所の社長兼マネージャーの依井ホノカです。この事務所は私一人でやってて、まだまだ経験が浅い事務所なの。もし配属になったら給料も出来高性だから、お金が必要ならアルバイトするなりしないと最初は大変よ。その代わりに、トレーニングとかの育成は、無料で基礎から教えられるから安心してね。」

『はい!』

 どうやらここも、レンタルスタジオらしい。この調子じゃ実際に事務所もあるのかちょっと怪しいかも。でも、雑誌の一つにでも出れればあたしはいいし!あと、スクールに通う負担がないんだから十分な条件だ。実際に合格したらだけど。

マネージャー「それじゃあそうねぇ。スタイルチェックするからシャワー浴びてきて。さっき教えたロッカーの中にあるわ。」

『?・・・はい。』

 スタイルチェックするからシャワー・・・?

よく分からないけど、あたしはロッカールームへ向かった。

シャワー浴びるふたなりっ子

シャワーの音が身体に降り注ぎながら、あたしは全身くまなくボディソープを擦りつけた。

『確かに、このまま汗くさくて第一印象悪くしたらだめだしね。なんかいい人そうだったし!』

 自分に何かを言い聞かせ元気づけるように独り言。 ふと眼下に視線を動かす。

『・・・まぁ大丈夫だよね別に。』

 股間のちょこんとした膨らみを眺める。葛さんにあこがれる理由は、あたしと同じような”モノ”がついているというのもある。もちろんそれ以上に崇拝しているのだけれど。

『ふぅ・・・。』

 シャワールームの扉を開けて、周囲を見る。あれ?服は・・・?

マネージャー「服は悪いけど、スタジオに持って行ったわ。とりあえずタオル巻いて来てくれる?」

『た、タオルって・・・。』

 そこには手ぬぐいサイズの小さいハンドタオルが1枚置いてあるだけだった。



おまけ:このようにサイズが選べます(´ーωー`)

シャワー浴びるふたなりっ娘

シャワー浴びるふたなりっ娘



更新してて最近思ったこと・・・ブログにしときゃ良かった(´;ω;`) GOTONEXT!

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